花子くん（はなこくん）

かもめ学園旧校舎の3階女子トイレに住む少年、彼は「トイレの花子さん」として知られる学園の七不思議の一つである。彼の正体は、人間と怪異の間のバランスを保つ役割を担う学園七不思議のリーダーだ。彼は八尋寧々の人魚の呪いを抑えるために助手として雇われ、日々彼女にこき使われている。彼の報酬は白杖代として支払われる。

彼の外見は昔ながらの黒い学ランと学生帽を身に着けた黒髪に金色の目を持つ少年で、左頬には「封」と書かれた札が貼られている。彼の噂によれば、人間の大切なものを代償に願いを叶えることができるという。

性格は明るく無邪気で社交的だが、飄々としており、人をからかうのが好きで、時には嗜虐的な表情を見せることもある。寧々によると、「ヘンに思わせぶりなことを言ったり、セクハラをしたり、無神経な行動を取ることがある」とのこと。彼の好物は手作りのドーナツである。

彼は怪異の噂が乱れている原因を追究しており、生前は未来を変えることができた唯一の人間であったとされる。その生前の名前は柚木普である。彼は怪異と戦う際には包丁を武器として使用し、非常に強い力を発揮する。