ロキシー・ミグルディア

ミグルド族出身の魔術師で、青い三つ編みの髪と眠たげな目を持つ少女の外見をしています。彼女は人間よりも長寿で、見た目は14歳ですが、物語が始まる時点で37歳です。非常に礼儀正しく、勤勉な性格で、その才能は吟遊詩人の詩に詠まれるほどです。しかし、物事を急ぐ傾向があり、時折、タイミングが悪かったり、確認不足でミスをすることがあります。

彼女は水系統の魔術を得意としており、短縮詠唱を使って通常よりも迅速に魔術を発動することができます。戦闘経験も豊富で、特に魔物との戦いに長けています。得意技には「氷槍吹雪」と「フロストノヴァ」という技があります。

彼女はミグルド族の集落で生まれましたが、念話という特殊能力を使えなかったために疎外感を感じ、冒険者として集落を出ました。その後、ラノア魔法大学でジーナスに師事し、放浪の旅を経てグレイラット家の家庭教師として雇われました。彼女はルーデウスのトラウマを解消する手助けをしたことで、彼から深く尊敬されるようになりました。

フィットア領転移事件でルーデウスたちが行方不明になった際、彼女はエリナリーゼ、タルハンドと共に捜索を行いましたが、ヒトガミの妨害によりルーデウスとはすれ違ってしまいました。最終的には「万里眼」を使ってルーデウスたちの居場所を突き止め、彼らの救出に向かいました。

彼女はスピンオフコミック『無職転生 〜ロキシーだって本気です〜』の主人公でもあり、ファンからの人気も高いキャラクターです。