キクル・マダン

主人公は20歳の青年で、職業は「狩人」。彼は弓矢と短刀を武器にしている。幼少期から厳しい訓練を受け、18歳で実戦に参加したため、青春時代を楽しむことができなかったと後悔している。彼は大学生活を送り、恋人を作ることを夢見ている。

彼が働く街メブキでは、2年目にして「エース」として活躍しているが、早く引退したいと考えており、メディアにはあまり出たがらない。そのため、彼の存在感は薄い。夢を抱きつつも、訓練漬けの生活が習慣化しており、鍛えていないと落ち着かない。

彼の髪はボブカットでくすんだ緑色、前髪の一部は白い。顔は幼さを残しているが、体は筋肉質で、胸や背中、右手首には訓練や魔物討伐の跡である深い傷がある。

恋愛には疎く、女性が魔物に襲われる場面を見ても動じなくなったが、恋愛に関する会話や身体的な接触には慣れておらず、動揺してしまう。女性と良い雰囲気になっても、デリカシーのない発言で台無しにしてしまうことがある。誹謗中傷には弱く、落ち込むことが多い。

彼は新人ガードの教育を担当しているが、彼女たちの個性に振り回されることが多い。戦闘では前衛も後衛も一人でこなせるが、過去に魔道を損傷し、マナを使えない。彼は「隠密」や「投擲術」、「縮地」、「刹那」といったスキルを、鍛え抜いた心身で発動させることができる。これらのスキルは「零式」と呼ばれているが、彼自身はその名前を中二病的だと避けている。零式によって、彼は「狩人」だけでなく「忍者」のようなスキルも使える状態になっている。

彼の異名は「零のキクル」。