薄刃 澄美（うすば すみ）

美世の母であり、既に故人である斎森澄美（さいもり すみ）。彼女は斎森真一の前妻でもある。小説内では、彼女の旧姓が頻繁に使用されるが、美世を産んで若くして亡くなるまでの期間には、斎森澄美の名前も用いられることがある。学生時代には、鶴木澄美（つるき すみ）という偽名を使っていた。

澄美は微弱ながらも精神感応（テレパシー）の異能を持っており、それゆえに夢見の異能者を産むことを期待されていた。そして、美世が「夢見の力」を持つことが知られないよう、彼女の死後も継続してその異能を封印していた。