オットー

ギュンターの同僚で門番を務める兵士。焦げ茶の髪と茶色の目を持つ彼は、愛妻家として知られ、妻の話になると長くなる。

彼は元々市民権を持たない旅商人だったが、コリンナに一目惚れし、持てるすべての財産を使ってエーレンフェストの市民権を取得、彼女と結婚した。この恋物語は有名で、吟遊詩人たちの間でも語り継がれている。文字が読めることが希少な世界で、彼は書類作業の才能を持ち、門で重宝されていた。

マインが門を訪れるようになると、彼女に石板を与え、その特異な能力に気付く。それ以来、徐々に書類作業を彼に任せるようになった。

その後、マインの影響でベンノが忙しくなり始め、彼は仕事を引き受けるようになる。そして、ベンノがプランタン商会を立ち上げる時期に、コリンナとともにギルベルタ商会の経営を手伝うことになった。