ヨーム戦士団の小隊長である彼は、見た目は厳格で軍人らしいが、実際には嫉妬深く策略家である。彼は自分の欲望のために
アシェラッドを使って
トールズを暗殺させ、その後も次々と有力者を排除してヨーム戦士団を掌握していった。デンマークの王位継承問題ではハロルド派に属し、
クヌートが帰還した後は彼を排除しようと画策し、
アシェラッドと対立することになる。
スヴェン王の死後、デーン軍の主導権を握ろうとしたが、
クヌートに奪われてしまう。
クヌートが王位に就いてからは、彼を支える重臣としての役割を果たしているが、完全に
クヌートの家臣になったわけではない。フローキはヨーム戦士団に所属しており、
クヌートとは同盟関係にある。
北海横断編では、孫のバルドルを次期ヨーム戦士団の首領にしようと計画していた。しかし、
トルフィンが
トールズの子であることが判明すると、彼を脅威と見なし、排除しようとする。しかし、ガルムが
トルケルからヴァグンを討ち取ったことで、
トルケルと対立することになる。物語の終盤では、ヨムスボルグの門が破られたため逃げようとするが、バルドルとはぐれてしまい、捕らえられる。戦後、
トルフィンによって処刑は免れたものの、バルドルと共に追放され、権威を失った彼は急に老け込み、放心状態となる。そして、バルドルと少数の従者たちと共に船でどこかへ旅立った。
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