アーレ

トルフィン一家の隣に住む青年は、ユルヴァに恋心を抱いているが、幼少期には彼女から特に意識されていなかった。村の若者の中でも特に血気盛んで、トールズが戦地に赴く際には、自分も戦で名を上げようと一緒に行くことを決意した。しかし、彼の意気込みは実際の戦場では通用せず、トールズが命を落とした際には怒りに駆られてアシェラッドに挑むも、あっさりと打ち負かされてしまった。

出発前には、村のそばかすのある少女から「気をつけてね」と声をかけられるなど、密かに好意を寄せられていたが、彼自身はその気持ちに気づいていなかったようだ。その後、彼はユルヴァと結婚し、1018年の時点で4人の子供を持つ父親となっている。