夕闇 ほたる（ゆうやみ ほたる）

本作の主人公は、デビューして10年になるホラー絵本作家で、独身です。彼女はこまことつばきと同い年で、幼少期に両親を亡くしました。その後、彼女を引き取って育ててくれた祖父も大学生の時に他界し、彼女は天涯孤独の生活を送っていました。しかし、祖父が飼っていた犬「はなこ」が彼女の心を癒してくれていました。彼女は、両親に伝えられなかった「好き」という思いを多くの人に伝えたいという思いから、絵本作家を目指しました。しかし、はなこが病気で亡くなってしまったことで、彼女は仕事や生活全般に対する意欲を失ってしまいます。そんな中、ある日庭に突然現れた「きのこいぬ」と出会い、物語が動き出します。また、『月刊コミックリュウ』で連載中の『クミカのミカク』第2巻の背景の一コマに、きのこいぬを抱きかかえた姿で登場しています。