グスタフ

商業ギルドのリーダーであり、オトマール商会を率いる人物。彼は白髪で、瞳は薄いオレンジ色をしている。性格は強引で、マインの商才を高く評価し、フリーダと共に何度もオトマール商会に引き入れようと試みる。ベンノとは犬猿の仲であり、特にマインを取り込んでから好景気に沸くギルベルタ商会を目の上のタンコブと感じている。ベンノに対しては親切心から様々な提案をするが（例えば、ベンノの母親に夫が亡くなった直後に再婚相手を紹介したり、恋人を亡くしたばかりのベンノに結婚相手を勧めたり、ベンノの妹たちの結婚相手として自分の息子を提案したり）、これらの行動が全て裏目に出て、ベンノに疎まれる原因となっている。

彼は自分の子供や孫娘のフリーダを非常に可愛がっており、フリーダが身食いであることを考慮して、彼女のために貴族との契約を結び、成人後に貴族街で困らないように貴族にふさわしい生活を提供している。マインは、彼がフリーダに関しては孫娘しか見えていないただのおじいさんだと評している。

マインが領主の娘となった後は、ベンノや他の商人たちと共にローゼマインに振り回されることになる。