荻野 明夫（おぎの あきお）

千尋の父親は38歳のサラリーマンで、建築会社に勤めています。彼は大柄で恰幅のいい体格をしており、作中では名前が明かされていません。彼の愛車はアウディ・A4（クアトロ）です。

彼は体育会系の性格で、肝が据わっている一方で、あまり深く考えずに行動することが多く、妻の悠子に呆れられることもしばしばです。引っ越しの際には、道をよく確認せずに進んでしまい、不思議な町に迷い込んでしまいました。千尋や悠子の制止を無視して進み続け、町の飲食店で勝手に食事を始めた結果、妻と共にブタの姿に変えられてしまいました。

最終的には千尋のおかげで元の姿に戻ることができましたが、ブタになっていた時の記憶はなく、異界から戻った際に愛車が落ち葉に埋もれていたことに驚いていました。

このキャラクターのモデルは日本テレビの奥田誠治であり、千尋のモデルとなった奥田千晶の父親です。彼の車の運転や食事のシーンには奥田の個性が反映されています。