下鴨 矢二郎

下鴨家の次男は、普段は怠け者でやる気を見せない性格です。現在、彼は六道珍皇寺の境内にある古井戸で蛙として隠居生活を送っています。井戸にこもるようになってからは、多くの天狗や狸の悩みや愚痴を聞く役割を果たしており、そのため情報通でもあります。時には矢三郎が知らない情報を持っていることもあります。

彼は兄弟の中で父親と最も仲が良く、かつては偽電気ブランを飲んで「偽叡山電車」に化け、父と共に大暴れしていました。しかし、ある時酔って偽叡山電車に化けて洛中を一周した後、父を置いて先に帰宅してしまい、その結果父が金曜倶楽部に捕らわれてしまいました。この出来事に責任を感じた彼は、それ以来蛙に化けて井戸に引きこもるようになり、偽電気ブランも一切飲まなくなりました。父の最後の言葉を思い出せずにいましたが、矢四郎に偽電気ブランを飲まされ、再び偽叡山電車に化けたことで父の言葉を思い出すことができました。