灰廻 航一（はいまわり こういち）

『ヴィジランテ』の主人公は、ヒーローに憧れる19歳の男性です。彼は夜になると、ストレス解消のためにオールマイトなりきりパーカー（公式通販限定版）を着てマスクをつけ、「親切マン」として困っている人々を助けます。この際、彼は“個性”を非合法に使います。

ナックルダスターの助言により、彼は「親切マン」から「ザ・クロウラー」に名前を変更しますが、しばしば「苦労マン」と間違えられます。彼はかつて雄英学園への入学を目指していましたが、溺れていた子供を助けようとしたため、入試に間に合いませんでした。その時、ポップ☆ステップと一度出会っていますが、航一は助けた子供を少年だと思い込んでいるため、彼女だと気づいていません。

彼は古いビルの屋上にあるペントハウスを改装して住んでいますが、その外観が廃墟のようであるため、大学生活では孤立しています。その後、ポップ☆ステップとナックルダスターが頻繁に訪れるヴィジランテチームの拠点となります。母親によると、彼は幼い頃から空を飛ぶことができ、歩くより先に飛んでいたため、どこかへ飛んで行ってしまうのではと心配され、その度に母親に“個性”で静止されていました。

彼の“個性”は「滑走」で、「三点以上の接地」によって発動する移動系の能力です。無限に加速できますが、自身で制御できるスピードは自転車（ママチャリ）程度までです。しかし、ジョギング仲間として偶然知り合ったインゲニウムから「反対方向に加速して急制動をかける」というアドバイスを受け、ブレーキの問題を解決します。

条件が整えば、ビルの壁を利用して垂直に駆け上がることも可能です。暴走バス事件の際には、落下中に“個性”を発動し、一瞬空を飛びましたが、この時は空中であったため接地点がなく、両腕で真を抱えていたため“個性”の発動は両足の2点のみでした。