ジーヴァ

マーデンの外交官で、物語の第1巻から登場する人物です。ナトラに併合された後は、ゼノヴィアの側近として活動しています。

彼はマーデン人で構成される生粋派（マーディア）に属する官吏で、国の現状を憂慮しています。ホロヌィエが率いる外来派と対立しつつも、生粋派と外来派の政争そのものを嫌っています。初めて登場した際には、ナトラに占領された金山の返還交渉の使者としてウェインと対面します。その際、ウェインが条件を引き上げるために発言した言葉に深く感銘を受け、彼の意図に反して交渉を引き下げてしまいます。

その後、マーデンが滅亡した際の彼の動向は不明でしたが、第3巻で解放軍の幹部として再登場し、ウェインと解放軍の長であるヘルムートを引き合わせます。実は、彼はゼノヴィアを救出した人物の一人であり、ヘルムートに擬する計画を立てた忠臣でもあります。