リルトット・ランパード

女性の滅却師で、小柄な体格とボブヘアが特徴の彼女は、通称「リル」と呼ばれています。彼女は自称「オレ」と言い、冷静でありながら毒舌で荒々しい口調が特徴ですが、仲間を大切にするツンデレな一面も持っています。

彼女はバンビエッタと共に行動していましたが、二度目の侵攻時にはミニーニャ、キャンディス、ジゼルと共に無断で離脱し、高い位置から戦況を見守ることを選びます。その後、グレミィとの戦いで弱った剣八を他の団員と共に急襲し、一護や他の隊長たちと激しい戦いを繰り広げます。ペペが彼女を攻撃しようとしますが、ペペがマユリのゾンビ状態の拳西に敗れた後、彼女はペペに制裁を加えます。その後、ジゼルと合流し、ユーハバッハの「聖別」によって力を奪われますが、バズビーやジゼルと共に離反し、死神たちの門作りに協力し、真世界城に到着します。到着後、ハッシュヴァルトの始末はバズビーに任せ、自身はジゼルと共にユーハバッハと戦いますが、敗れてしまいます。

小説『BLEACH Can't Fear Your Own World』では、ジゼルと共にハッシュヴァルトの側近に救われた後、狩猟部隊の残党を助けながら、十二番隊の捕虜となっているミニーニャとキャンディスを奪還するために、兵力を求めて虚圏を襲撃していました。

彼女の霊子兵装の弓矢の先はパックマンに似た形状をしています。彼女の能力「食いしんぼう（ザ・グラタン/The Glutton）」は、聖文字“G”の力で、左側の口が変形し、ギザギザの歯で巨大化し、獲物を丸ごと飲み込むことができます。この能力により、瓦礫を噛み砕いたり、人体を柔らかい食べ物のように軽く抉ることができます。『BLEACH Can't Fear Your Own World』では、捕食した獲物の能力を一時的に使うことができることが明かされています。

彼女の技「神聖滅矢（ハイリッヒ・プファイル）」は、霊子兵装の弓から牙の生えた口のような形状の矢を放つものです。滅却師完聖体「神の飢え（ガガエル）」では、原作では2枚のギザギザの羽が生えるのみでしたが、アニメ版ではさらに4枚の羽が生え、両腕と両足に牙を模した装飾が現れます。