ベアトリス

幼い少女は、豪華なフリル付きのドレスをまとい、金髪のドリルツインテールが特徴的な人形のような愛らしい姿をしています。彼女は普段、ロズワールの屋敷にある「禁書庫」と呼ばれる部屋で司書として働いています。

彼女は「扉渡り」の能力を持ち、屋敷内のどの部屋の扉も自由に移動することができます。周囲からは「ベティー」や「ベア子」といった愛称で呼ばれています。普段は高圧的な態度をとることが多いですが、実際にはお人好しで、文句を言いながらも周囲の世話を焼くお節介な一面があります。また、傍若無人な振る舞いとは裏腹に、素直になれない寂しがり屋で、可愛いものが好きです。

彼女の正体は、エキドナによって作られた人工精霊で、陰属性の魔法を中心に強力で多様な魔法を使いこなします。400年前にエキドナと交わした約束に従い、ある人物が禁書庫を訪れるまで独りで待ち続けていました。しかし、孤独感とその人物が現れないことへの絶望から次第に自暴自棄になっていきましたが、スバルの説得により禁書庫を出て彼と契約を結びます。

彼女は、同じくエキドナに作られたパックを「にーちゃ」と呼び、彼の前では無邪気な一面を見せます。スバルとの契約後は、彼から供給されるマナを源にして行動を共にすることが多く、スバルに心を開き、彼からも娘のように可愛がられています。

スピンオフ作品「学園リゼロ」では、スバルの妹という設定になっています。