小川 杠（おがわ ゆずりは）

本作のヒロインである彼女は、千空と大樹の友人で、15歳の3月31日生まれ、血液型はO型です。彼女は明るくお茶目な性格で、「ワオ」という口癖があります。手芸部に所属していたため、手先が非常に器用で、「手芸は根気」という信条を持ち、地味で単調な作業も根気よく続けることができます。また、重要な場面での度胸も備えています。大樹から想いを寄せられており、それに薄々気付いているような描写もあります。

彼女は千空と大樹によって復活し、彼らと共に行動を開始します。以前は、大樹と共に司帝国でスパイとして活動し、千空からの任務を遂行していました。司帝国の人々は、彼女が一晩中かけて復活者用の服を作っていると思っていましたが、実際には短時間で作業を終え、余った時間で千空の指示に従い、司によって破壊された石像の破片を集めてつなぎ合わせていました。これにより、一度破壊された石像でも復活液を使って復活させることができました。

気球の製作時には、布作りのリーダーを務め、織機の作成を千空たちに依頼しました。彼女は単純な手織機を想像していましたが、予想を超える足踏み式の織機に驚きました。また、気球用の布の中で通気性が良すぎて使えないものを服にするというゲンの提案に飛びつき、金狼から「狂戦士化している」と言われるほど服作りに熱中しましたが、大樹によれば「手芸中はいつもあんな感じ」だそうです。科学船ペルセウスには帆のエンジニアとして乗船しました。

全てが終わった後、彼女は大樹と結婚し、ルリや未来と共にファッションの会社を設立しました。