傳ジロー（でんジロー）

ワノ国出身の侍で、光月家の家臣である彼は、赤鞘九人男の一員です。彼の公的な身分は、黒炭家御用達の両替屋であり、ヤクザ「狂死郎一家」の親分として知られる「狂死郎」です。彼は花の都で生まれ、現在47歳です。誕生日は10月26日で、身長は306cm、星座はさそり座、血液型はXF型です。牛すじが好物で、くさやの炭火焼きが苦手です。趣味は昼寝で、イメージ動物はボルゾイです。

彼の特徴は、鋭い切れ長のツリ目と水色の髪のポンパドールで、派手な着物を身にまとっています。20年前はもっと温厚な顔立ちで、サングラスをかけ、長髪を後ろで結んでいました。狂死郎としては、部下が攻撃されれば容赦なく、将軍に反抗する者は厳しく処断する性格を演じています。剣の腕前はゾロと互角です。民衆からは「狂死郎親分」と呼ばれています。

少年時代は花の都の孤児で、ずる賢く商品を安く手に入れることが得意でした。多くの大人を見下していましたが、おでんだけは尊敬していました。41年前の「山の神事件」後、錦えもんと共におでんの最初の家臣となりました。おでんが大名になると、金銭管理を任され、おでんが帰郷した際は金の貸し借りでワノ国を巡っていました。

おでんが処刑された後、アシュラ童子と共に追手を足止めし、錦えもんたちとは離ればなれになりました。その後、激しい怒りと悲しみから人相が変わり、花の都で「狂死郎」と名乗り、ヤクザ「狂死郎一家」を立ち上げました。その強さと剣の腕前から、オロチの家臣となり、高い評価を受けました。

13年前、遊郭の女性たちが日和を保護し、彼女を「小紫」として遊郭に匿いました。狂死郎として活動する一方で、夜中に悪人から金を盗み、貧しい人々に分け与えていました。これが「丑三つ小僧」としての活動で、高い人気を集めていました。昼間はいつも眠そうで、「居眠り狂死郎」とも呼ばれています。

ワノ国編では、部下が倒された際に飛び六胞を呼び寄せ、オロチ城の宴でトコを守るために小紫を助けました。火祭りの日には、花の都の留守を守りながら、捕らえられていた侍たちを解放し、討ち入りに参加しました。鬼ヶ島での戦いではカイドウに挑み、敗北しましたが、その後オロチを討ち取りました。戦いの7日後、緑牛の襲来に対抗しました。

狂死郎の名前の由来は、柴田錬三郎の小説に登場する剣客・眠狂四郎から来ています。作者は彼のデザインを非常に気に入っています。