ビースト

黒い巻き毛の美女で、左足が義肢の彼女は、猛獣使いとしてサーカス団に所属している。彼女はベティと名付けた虎を操り、手にした鞭は彼女の強力な武器となる。彼女は高慢な態度を取ることがあるが、内心は控えめな一面も持ち合わせており、ジョーカーに対して特別な感情を抱いているように見える。しかし、その感情を完全には表に出すことができずにいる。

ある時、彼女はジョーカーへの想いをセバスチャンに利用され、彼と一夜を共にすることになる。その際、ケルヴィンの名前を口にしてしまう。ファントムハイヴ邸への襲撃では、ダガーと共に行動し、バルドとフィニと対峙することになる。キッチンでの戦闘中、ダガーが彼女を守るために射殺されると、彼女は激怒して鞭を振り回す。しかし、その結果、部屋中に小麦粉の粉末が充満し、バルドが引き起こした粉塵爆発によって彼女は命を落とす。

彼女の死については、グレルの審査情報に記載されており、「キャラリーメイト、アメリアの娘、マリー。1864年5月22日生まれ、1889年2月9日、爆発による全身裂傷および出血多量により死亡」とされている。