川本相米二（かわもと そめじ）

川本家の祖父は、和菓子屋「三日月堂」の店主であり、美香子と美咲の父です。彼は孫たちを深く愛しており、特に三女のモモには特別な愛情を注いでいます。若い頃に戦争で家族を失った経験から、似た境遇の零に深い共感を寄せています。また、将棋が趣味で、零の対局にも関心を持っています。

かつては自由奔放な生き方を貫いていましたが、妻と娘を亡くしたことで生き方を変え、「どんな困難があっても生き抜く」という強い決意を持つようになりました。健康管理のため、定期的にかかりつけの医者に診てもらっています。物語の中で一度、不整脈で倒れて入院しますが、その後は無事に退院しています。

彼は、娘や孫の人生を独り占めしようとした誠二郎を強く憎んでおり、その感情は今も変わっていません。