美咲（みさき）

川本家の3姉妹の伯母であり、銀座にあるスナック「美咲」のママでもある彼女は、姪のあかりを家事から解放し、店のホステスとして雇用している。彼女は商売熱心であり、店を盛り上げるためにあかりの人気を上手に利用している。また、あかりに憧れる客がいるため、彼女を守りながらも同時に利益を得ようとする姿勢が見られる。このため、彼女は相米二から「鬼」として恐れられているが、金に汚いわけではない。彼女は52歳で既婚者であり、ひなたが高校進学を控えた時点での年齢である。

店の常連客には棋士や将棋連盟の関係者、企業主などが多く、彼女の外面は常に完璧であると相米二は評している。彼女は料理が得意ではなく、食べること専門である。また、誠二郎の性格をよく理解しており、あかりたちが誠二郎の悪い面を知ることがないようにと願っている。

映画版では彼女の姓が川本と設定されており、原作と異なり、彼女が既婚者であるかどうかは明確にされていない。