アミナ / 榊原 亜美奈

本作のヒロインの一人として登場するのが『コールドガール』の主人公です。彼女はケイに飼われる異国の少女です。

彼女は人身売買によって裏社会に密輸され、戸籍・国籍がありませんでした。そのため、ケイから入管への対策を教え込まれます。後に、何でも屋である関が偽造ビザを手配し、彼女は自由に外出できるようになります。

過酷な環境で育ち、そこでの人生経験から「生きる」ことへの厳しい考えを持っています。そのため、「お金より命が大事」という信念を抱くようになります。

かつて南部が経営する人身売買の場所で扱われていましたが、関に買い取られ、暴力を振るわれながら商品として扱われました。商品として扱われた少女たちの中でただ一人、希望を捨てず良い飼い主を探していました。そしてケイに出会ったとき、彼女の瞳は初めて希望に満ちたものとなります。

ケイがまっちゃんとの勝負に勝利したとき、彼は合計240万円の勝利金で彼女を引き取ります。関は「300万円以下では売るつもりはなかった」と述べるも、特別にアミナを引き渡しました。彼女には前の主人からある程度の教育がされており、簡単な日本語を話せるようになっています。

実際には腎芽腫を患っていますが、「ケイに知られたら捨てられる」と考え、病気を隠し続け末期まで進行してしまいます。腎臓移植が必要となり、ケイは腎臓のドナーを得るために竜凰位戦の優勝を目指します。

『人柱篇』では、羽鳥にさらわれますが、外国での腎臓移植が成功し、病気を克服して日本に戻ります。しかし、ケイへの負担を感じて距離を置こうとします。最終的にはケイを守るためにサバイバル麻雀に参加します。

『ミナゴロシ篇』では人質となりますが、足の指の半分を失うも後遺症は見られません。エピローグではケイと養子縁組をし、「榊原 亜美奈」という名を得ます。

高校生となり、『コールドガール』の主人公に昇格し、彼女の元々の胆力がさらに磨かれています。

原作では色黒の設定ですが、映画版では色白に変更されています。