辻井武史（つじい たけし）

辻井さんは将棋界でA級に所属しており、その地位を八年間守り続けた実力者です。彼はお笑い好きであり、ちょっとしたボケをかますのが得意。しかし、その態度が時には問題を引き起こすことも。例えば、病気を隠して出演を強行したり、イベントで場をしらけさせるような冗談を言ってしまったことがあるため、「残念なハンサム」とも呼ばれることがあります。

彼の将棋は極端な波があり、その日によってパフォーマンスが大きく変わります。そのため、物語の中では「いい辻井さん」と「悪い辻井さん」が存在すると描かれています。例えば、ある日の獅子王戦では零に敗れるものの、東洋新聞社主催のオープントーナメントでは絶好調の日を迎え、零を圧倒します。彼が好調な時は、駄洒落を言う余裕さえないほどの集中力を見せ、時には名人級の強敵をも打ち破ることができるのです。