エンジェル・ホワイト

本作のヒロインの一人である彼女は、三聖女の長女で18歳。身長は165cmで、三聖女の中で唯一の常識人として、妹たちに振り回されることが多い。彼女は政務に真剣に取り組んでおり、特権階級が富を独占している現状を変えられないことに悩んでいる。

彼女は、魔王と名乗る九内がルナの領地を管理することを認めたが、九内が聖光国を侵略するのではないかと疑っている。九内の強さや、わがままなルナを手懐けたこと、さらにはマダム・エビフライまでも取り込んだことに危機感を抱き、ルナを連れ戻すために「熾天使の跳躍」でラビの村を訪れる。モモとキョンに温泉に案内された際、誤って男湯に入ってしまい、思いがけず九内と対面することになった。そこで「天使の輪」を贈られ、ルナを取り戻せないまま神都に戻ることになった。

彼女は聖女でありながらも、普通の人のように恋愛をしたいと願っている。奇跡を起こす力や天使の輪を作り出す能力、ルナを簡単に手懐けたこと、そして九内が「自らが座天使に呼ばれた存在」と言ったことから、彼を堕天使ルシファーと誤解してしまう。