ツァインドルクス＝ヴァイシオン

白金の竜王（プラチナム・ドラゴンロード）は、最強のドラゴンの一角であり、竜帝の子である。彼はアーグランド評議国の永久評議員の一人であり、始原の魔法を使える数少ない存在の一つである。通称「ツアー」として知られている。

ツアーは慈悲深く温厚な性格を持つが、大局を考えた上で流血も厭わない覚悟を持っている。そのため、場合によっては友好関係を築いている人物を切り捨てることも辞さない。彼は怜悧な面も持ち、損得を踏まえた上で自分の言動や行動を決定している。

ある竜王の一派とは目的が似ているため協力することもあるが、最終的な目標が異なるため、実際の仲は良くない。ツアーは多くの拠点を持ち、各地で組織整備の試みを行っている。評議国もその一つであり、最大の勢力を有している地は東方で、そこは彼の腹心の竜王が管理している。

ツアーは種族レベルの他に、特殊なドラゴン専用クラス（非常に優秀なクラスで、始原の魔法関連も含まれる）を多数習得している。また、かつて八欲王が振るい、十三英雄のリーダーが所持していた最高位の剣「ギルド武器」を保有している。

実は、ツアーは十三英雄の一人「白銀」でもあり、遠隔から空の鎧を動かして彼らと冒険をしていた。真実を明かした後、仲間にひどく怒られたという。また、十三英雄の誰かの死に関与している模様である。

新たなプレイヤーの存在を感じ取り、それに対抗するためにアイテムの収集や同胞のドラゴン、隠れた強者に協力を求めるなど、陰ながら活動を開始している。

ツアーはアズスに法国にとって重要な人物の名を教えていた。アズスからの協力要請を了承し、魔導王（実際はアインズに変身したパンドラズ・アクター）と一騎打ちを行った。その際、彼はリク・アガネイアと名乗った。