シア・ハウリア

シアはハウリア族の族長の娘で、16歳の亜人・兎人族の一員です。彼女は非常に目立つ美しい容姿を持ち、通常亜人にはない魔力を秘めて生まれました。この秘密は族内で守られていましたが、ある時バレてしまい、一族と共に故郷を離れ、帝国軍に追われる身となりました。その逃亡中、ハジメに救われ、彼との出会いが彼女の運命を大きく変えることになります。

シアは元気で明るい性格ですが、少々図々しいところもあり、初めはハジメとユエに「残念ウサギ」と呼ばれていました。しかし、未来視の力を使い、ハジメたちと行動を共にすることで一族を救える未来を見て、彼らに近づきました。ハジメたちとの冒険を通じて、彼女は次第にハジメから信頼されるようになり、ユエにも妹分として認められるようになります。

シアは「魔力操作」と「未来視」という固有魔法を持っており、その影響で彼女の髪は濃紺から青白く変わっています。戦闘では、ユエからの指導を受け、身体強化を駆使した戦い方を身につけました。また、ハジメが作成した大槌型アーティファクト「ドリュッケン」を使いこなし、近接戦闘では強大な力を発揮します。彼女の能力は成長し続け、「バグウサギ」とも呼ばれるようになりました。

アーティファクト「ドリュッケン」は、ハジメが提供した武器で、彼が時々改良を加えています。この武器にはミサイルやシールド、鉄球などの機能が備わっており、多様な戦闘スタイルを可能にしています。

シアの「未来視」は、彼女が想定する未来を見る能力で、魔力を大量に消費するため、1日に一度しか使用できません。また、彼女が危機に瀕した時には自動的に発動し、消費魔力が大幅に抑えられます。「天啓視」は未来視の派生技能で、数秒先の未来を見ることができ、連続使用が可能です。これにより、敵の攻撃を先読みして対応することができます。