宇髄 天元（うずい てんげん）

音柱は23歳で、派手な装いが特徴の剣士です。彼は自らを「祭りの神」と称し、額には宝石をちりばめた飾りをつけ、左目の周りには化粧を施しています。本来の顔立ちは整っていますが、地味だと感じており、派手な外見を好んでいます。彼には須磨、まきを、雛鶴という三人の妻がおり、彼女たちは元くノ一です。

彼の武器は、鎖でつながれた幅広の二本の日輪刀で、通常時は刀身に布を巻いて背負っています。戦闘では火薬玉も使用します。体格と腕力では柱の中で二番目に強く、元忍としての訓練を受けているため、大柄な体格にもかかわらず、俊敏さと隠密性に優れ、毒に対する耐性も高いです。彼は聴覚が非常に良く、敵の動きを音のリズムに変換して戦闘計算を行う「譜面」という技術を使います。

彼は忍の一族に生まれましたが、忍が時代遅れになり、父による厳しい訓練で多くの兄弟を失いました。忍を辞めた後、産屋敷耀哉と出会い、鬼殺隊で新たな居場所を見つけました。柱合裁判では炭治郎の斬首を主張しましたが、根は豪快で気のいい性格であり、炭治郎たちの直訴を聞き入れる度量も持っています。彼は自分を柱の中では大したものではないと評していますが、113年ぶりに上弦の鬼を倒した功績があります。

吉原・遊郭での戦いでは、十二鬼月の上弦の陸である堕姫・妓夫太郎と戦い、左目と左腕を失いましたが、禰󠄀豆子の血鬼術によって解毒され、一命を取り留めました。その後、柱を引退し、柱稽古では基礎体力の向上を担当し、隊員たちを厳しく鍛えています。引退後は髪を下ろし、額当てを外し、眼帯と着流しのスタイルで過ごしています。無限城戦では、元炎柱の煉󠄁獄槇寿郎と共に産屋敷輝利哉を護衛しました。

彼の技「音の呼吸」には以下のような技があります。

- 壱ノ型 轟：爆発を伴う斬撃を放つ技。

- 肆ノ型 響斬無間：斬撃と爆発で巨大な空間を作り出し、広範囲を攻撃する技。

- 伍ノ型 鳴弦奏々：刃を回転させながら爆発を伴って攻撃する技。