蜂谷すばる（はちや すばる）

23歳で五段の実力を持つ彼は、20代の若手棋士の中でも特に有望とされています。彼の棋風は攻撃的で、特に早指しに強いという特徴があります。対局中には舌打ちや貧乏ゆすり、扇子を鳴らす癖があり、「東のイライラ王子」というあだ名で知られています。しかし、その一風変わった振る舞いが、周囲の棋士たちからは「ハッチ」という愛称で親しまれ、不思議な人気を博しています。

彼は勝つほどに機嫌が悪くなるという特異な性格を持ち、逆に負けると感情が爆発し、感想戦が深夜まで続くこともしばしばです。他のトップ棋士たちにとって、「いかにして彼に勝つか」は大きな課題であり、彼に対して無頓着に勝利を収めた零には、そのことでしばしば突っ込みが入るのが常です。