槙 聖司（まき せいじ）

遠見東高校の生徒会に所属する1年生の男子生徒。身長は約160センチメートルで、文系理系どちらの勉強も得意です。中学時代から生徒会活動に参加しており、人のために何かをするのが好きな、親しみやすい性格の持ち主です。しかし、自分が目立つことは好まず、裏方に徹することを望んでいます。姉が2人と妹が1人います。

彼は女子から恋愛相談を受けることが多く、その際には自分を観客に見立て、相談された恋愛を舞台として楽しむという独特の癖があります。観客としての立場を好むため、誰かに恋愛感情を抱いたことはありません。物語の中で燈子と侑がキスしている場面を目撃し、今までで最も面白い舞台を見つけたと感じ、誰にも話さずにその行方を見守ることにしました。また、生徒会劇の後、堂島と朱里の関係についても侑に教えています。

彼は侑にとって、自分の変化に気づかせてくれる存在です。生徒会室でのキスを彼に目撃された際、燈子を守ろうとする侑に対し、侑が燈子を意識していることを指摘し、告白後に諦めようとする侑に対しては、逃げているだけで侑がすでに「特別」な感情を持っていると伝えました。

生徒会劇では主人公である燈子の弟役を演じました。最終話では関西の大学に進学し、生徒会劇を見るために久しぶりに帰省します。その際、再会した侑に当時のことを謝罪しました。