河南（カナン）

かつて毒見役として勤めていた女性が、里樹妃の侍女頭に就任しました。初めは他の侍女たちと共に里樹妃をいじめる行為に加わっていましたが、ある事件がきっかけで彼女の態度が一変します。園遊会の際、アレルギーを持つ里樹妃のために食事のメニューを変更することにしましたが、これが命に関わる重大な問題であることを猫猫から警告されました。この出来事以降、彼女は里樹妃に対して親身に接するようになり、金剛宮内での数少ない味方となりました。里樹妃が後宮から追放される際には、彼女の将来を思い帝に良縁を願い出るほどになりました。

一方、前任の侍女頭は里樹妃を苛める主犯格であり、妃に贈られた装身具を横領するなどの不正を行っていました。