徳妃は金剛宮に住む
皇帝の妃で、14歳から17歳までの間にその地位に就いた。彼女は元々9歳で先帝の妃として後宮に入り、先帝の崩御後に出家したが、その後現帝の妃として再び後宮に戻った。先帝が亡くなる前に彼女に手を出すことはなかったため、徳妃は恋愛に関してまだ未熟で、男女の関係についての知識も乏しい。梨花妃の推薦で四夫人が集まり「講義」を受けた際、徳妃はその内容にショックを受け、自分には無理だと感じた。
先帝時代、徳妃は阿多妃と良好な関係を築いていたが、その関係が原因で命を狙われることもあった。
猫猫や
馬閃の助けにより何度か危機を脱したが、騒動の責任を取らされて上級妃から追放された。その後、侍女たちからも軽蔑され、いじめを受けるようになった。特に、魚介類が食べられない徳妃に対し、侍女たちは偏食と捉えて嫌がらせとして魚介類を食べさせていたが、
猫猫が彼女がアレルギー持ちであることを明らかにし、それが命に関わることを伝えた。
徳妃は幼い頃に蜂蜜を食べて生死をさまよった経験があり、そのため蜂蜜も苦手である。彼女の実母は
皇帝の幼馴染で、徳妃が幼い頃に亡くなった。実父は彼女が生まれる前から他の女性を妾として囲っており、母の死後はすぐに後妻を迎え、異母兄姉を贔屓にしていた。徳妃は不幸な境遇にあり、
猫猫もその点に同情している。
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