斉藤恵那（さいとう えな）

リンの学校の友達で、休日も自宅からキャンプ先のリンとSNSでメッセージをやり取りする仲です。リンの髪を大きなシニヨンに結ぶのは主に彼女の手によるものです。誕生日は9月1日。お節介な性格で、素直になれないリンと他の登場人物との間を取り持ち、リンをサポートしています。帰宅部に所属し、休日は夜更かしして朝遅く起きるのが常です。キャンプにも少し興味があり、千明からはリンを野外活動サークルに引き入れるためのキーパーソンと見られていますが、「まだまだ帰宅部はやめられない」という理由で移籍していません。

他人の髪型に奇抜なアレンジを加えるイタズラが好きで、背後から忍び寄ることもあります。「ちくわ」という名のチワワを飼っており、劇中ではしばしば連れ歩いたり話題にしたりしています。朝霧高原でのクリキャンでは、ちくわにウサ耳型フードを被せたため、リンから「出たなウサギイヌの飼い主」と呼ばれました。

キャンプ道具はコストパフォーマンスよりも耐寒性能や安全性に関心があり、野外活動サークルのキャンプに初めて同行した際には、他のメンバーよりも高額な冬山登山用の寝袋「ナンガ・アルピニスト800」を持参して周囲を驚かせました。

原作第2話で登場してから原作第20話でフルネームが明かされるまで、皆からは姓で呼ばれていました。原作第24話以降は次第になでしこや千明から名で呼ばれるようになります。アルバイトは年末年始の期間で年賀状の仕分けを行い、後に内船駅周辺のなでしこの家の近所のコンビニ（テレビドラマ版では身延駅周辺のコンビニ）で働いています。

伊豆のキャンプ旅が終わってから数日後、千明からヘアカットの依頼を受け、自宅の庭でちくわ用のドッグテントを披露しながら千明のヘアカットを行いました。この時、ちょんまげを提案したり、バリカンを使おうとしたりとふざけていましたが、最終的には普通に切りました。

高校2年に進級してからはリンからもヘアカットの依頼を受ける予定でしたが、リンの髪型アートとして弄れなくなるのを躊躇い、SNSで髪型アートを卒業することを宣言し、ヘアカットを行いました。リンのヘアカットで髪型が弄れなくなった代わりに、その場にいた絵真の髪型を弄るようになりました。

映画では横浜市で一人暮らしをしながら市内のペットサロンでトリマーとして働き、休日には実家に帰ってちくわを散歩やドライブに連れて行っています。