エレイン

闘級：21050（魔力18000/武力50/気力3000）

妖精族の姫であり、身長150cmの彼女はキング、ハーレクインの妹です。生命の泉の番人としての役割を担っていました。見た目は少女のようですが、キングと同様に長寿で、妖精の中でも高い地位を持っています。本編が始まる時点では既に故人です。

兄が姿を消し、他の妖精族も妖精の森に戻ったため、彼女は700年もの間、生命の泉を孤独に守り続けていました。ある日、バンと出会い、彼との交流を通じて孤独を癒していきました。しかし、魔神族の襲撃により、バンと共に重傷を負います。彼女は自らの命を顧みず、バンに生命の泉を与え、不死の存在にしました。その直後、彼女は命を落とします。この出来事がキングとバンの間に確執を生む原因となりましたが、死者の都で再会した際に和解のきっかけを作りました。

彼女の遺体は神樹の奥深くに安置されていましたが、メラスキュラの魔力によって魂が戻され復活します。嫉妬と執着の化身としてバンとジェリコの前に立ちはだかりますが、二人の説得により正気を取り戻します。ガランとメラスキュラの追撃から逃げる際、ジェリコが自分たちを庇ってくれたことで、バン以外にも心優しい人間がいることを認めました。その後、バンへの未練だけで不完全な蘇生を維持しつつ、二人の旅に加わります。メラスキュラとの戦闘で、バンを助けたいという愛が力に変わり、魔力が覚醒し翅が生えました。その後、魔神族との戦いで力を使い果たし死を迎えますが、バンが「生命の泉」の力を与えたことで生者として蘇りました。

彼女は「風」に関する強大な魔力を持ち、相手を状態異常にする効果も持っています。妖精族の中でも高い実力を誇ります。

小説版では、兄を慕う様子が描かれています。また、二部では死者の都でヘルブラムにキングの側にいるよう頼んでいます。

魔力「神風（ミラクルウィンド）」は、攻撃力は高くないものの、相手を麻痺させたり毒状態にする強力な「風」の魔力を発生させる力を持っています。

「金風の逆鱗（まんぷうのげきりん）」は、強力な風を発生させ、魔神族でも押しのけるほどの威力を持っています。

「そよ風の逆鱗（そよかぜのげきりん）」は、小さな風を発生させ、人を吹き飛ばすほどの威力を持っています。