ディアンヌ

ディアンヌは〈七つの大罪〉のメンバーで、「〈嫉妬の罪（サーペント・シン）〉」として知られています。彼女は巨人族の少女で、身長は通常時915cm、縮小時は165cmです。誕生日は12月24日で、年齢は約750歳（人間換算で15歳）です。彼女の闘級は通常時8000で、ドロールの舞を使用すると48000に達します。

ディアンヌはメガドーザの戦士であり、〈豚の帽子〉亭の看板娘としても働いています。彼女は一人称に「ボク」を使い、怪力を誇る一方で、乙女らしい一面も持っています。仲間や無辜の民を守るためには容赦しませんが、時に甘さが本来の力を抑えてしまうこともあります。

約700年前、ディアンヌは戦いを拒んで巨人族の里を離れ、キングと出会い、500年間共に過ごしました。しかし、キングの贖罪のために記憶を消され、別れることになりました。10年前の事件後、彼女は「白夢の森」に逃れ、魔物たちに匿われていました。メリオダスとの恋の鞘当てでエリザベスと対立しましたが、〈不気味な牙〉との戦いを経て和解し、親友となりました。

ディアンヌは王国奪還後に記憶を取り戻し、キングへの想いを再確認しますが、ゴウセルの「消え行く彼岸」によって再び記憶を失います。放浪中にマトローナに保護され、共に行動するようになります。バイゼル大喧嘩祭りではキングとペアを組み、〈十戒〉の代理と戦い勝利しました。その後、グロキシニアとドロールの試練を受け、三千年前の聖戦の真実を知ります。ゴウセルに記憶の魔法を解除され、幼い頃の記憶も思い出し、キングと相思相愛の仲になります。

ディアンヌは魔神族との戦いでキングと共に圧倒的な力を見せますが、エスタロッサの襲撃を受けます。エリザベスが連れ去られた際にはキングたちに任せていましたが、マエルが復活し、戒禁を取り込んだ彼と交戦します。仲間と共にキャメロットへ向かい、メリオダスを助け出しました。復活した魔神王との戦いの際、キングから正式にプロポーズされました。戦いの後、ディアンヌは巨人族の新王として妖精と巨人の王国を築くため、キングと共に妖精王の森へ帰還しました。

ディアンヌの罪状は「力への〈嫉妬〉ゆえに王国の友兵マトローナを毒殺し、無辜なる王国騎士330名を惨殺した」とされています。16年前、彼女はマトローナと共にリオネス聖騎士の協力要請を受け参戦しましたが、罠に嵌められ、濡れ衣を着せられました。死刑執行の直前、メリオダスに救われ、〈七つの大罪〉に加入しました。

ディアンヌの神器は「戦鎚ギデオン」で、2,200ポンドの巨大な大槌です。10年前に紛失しましたが、後に王国に回収され、バイゼルの喧嘩大会の賞品として喧伝されました。ギデオンは「避雷針」の特性を持ち、攻撃魔力を大地へ逃がしますが、大地や生物を傷つけるデメリットもあります。

彼女の魔力「創造（クリエイション）」は、地と密接な関係にある巨人族特有の力で、大地や鉱物を操ります。様々な技を駆使し、戦闘でその力を発揮します。