タツヤ / 雨野 辰哉（あまの たつや）

「カミサマ候補」のランクAである高校二年生の彼は、ゴローと同じ学校に通っています。生徒副会長を務め、コウキを崇拝していますが、その軟弱な外見とひねくれた性格のために不良たちからいじめを受けています。チカは彼が「天使くん」と呼ばれる人物ではないかと疑っています。

彼は不良たちの「更生」を願うコウキと対立し、他の生徒たちを支配し排除してきました。しかし、最後まで彼を助けようとするコウキの姿を見て、彼は自らカミサマ候補を辞退することを決意しました。その結果、体を腰から上下に切断され、ゴローの「愚者の聖典」によって開かれた穴に落ちて命を落としました。

彼の能力は「我流餓臨（ガルガリン）」と呼ばれ、人に命令を下し操る力です。この能力は、相手にある程度心を開かせないと発動できません。そのため、「天使くん」伝説という噂を広め、タツヤに願い事を話させることで学校の生徒を操っていました。