カバリヌ王は、選聖侯の一人として登場するキャラクターです。彼は血統主義を重んじる人物であり、そのために支持を集める一方で、過度な血統主義が原因で臣下や国民からの支持を失いつつあります。能力主義を掲げる
ルベールとは対立関係にあります。
カバリヌ王は血統主義者であるため、
ウェインを高く評価し、事前の調整なしに選聖侯に推薦しました。この行動は
ウェインを含む周囲を驚かせました。彼にはスキレー王子の他に
ウェインと同年代の王女もいましたが、彼女が期待に応えられなかったため、不義の子と決めつけ、母親と共に処刑しました。また、家臣の能力を無視し、血統のみで価値を判断した結果、古くからの家臣たちとの関係が悪化し、新参者の
ホロヌィエに補佐を任せざるを得ない状況に陥りました。このため、
ウェインからは内心で呆れられ、早々に見限られることになります。
さらに、カバリヌ王は典型的な西側の国王であり、フラム人への迫害に無関心です。かつてフラム人を狩りの対象として楽しんでいたことを
ウェインに嬉々として話し、狩り尽くしたためにナトラ領のフラム人を提供するよう求めました。この行動が
ウェインの怒りを買い、最終的に斬殺されることとなります。
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