パワー

血の魔人は、比較的高い知能と理性を持つため、マキマに保護されて公安対魔特異4課のデビルハンターとして活動しています。彼女は10代後半の女性の姿をしており、特徴的な亜麻色のロングヘアー、頭に2本のツノ、そして十字の模様が入った虹彩を持っています。彼女の一人称は「ワシ」で、老人のような話し方をしますが、実際には子供っぽく自己中心的でわがままな性格です。言ったことをすぐに覆し、虚言癖があり、責任を他人に押し付けることが多いです。元々悪魔であったためプライドが高く傲慢ですが、強い相手には逆らわず自己保身を優先します。

彼女は血を操る能力を持ち、血を固めて武器を作ったり、止血のために血液を操作することができます。しかし、魔人状態であるため他人の血を操作するのは苦手としています。吸血によって力を強化することができる一方で、血を使いすぎると貧血になり動けなくなるという弱点もあります。

特異4課に加入したデンジとバディを組むことになり、最初は人間を信用していませんでしたが、デンジが彼女の大切な猫「ニャーコ」を救ったことで信頼関係を築きます。デンジと共にアキの自宅で暮らし、様々な任務で活躍しますが、後にマキマに殺害されます。しかし、以前にデンジに自らの血を吸わせていたため、デンジの中で辛うじて生き続け、血の悪魔本来の姿で復活します。致命傷を負いながらもデンジをマキマから守り、「血を与える代わりに、いつか血の悪魔を見つけて再び友達になる」という契約を結び、デンジを復活させて消滅します。

83話では、マキマからチェンソーマンの眷属として数えられています。

血の悪魔は、パワーの悪魔本来の姿で、女性的な肢体を持つ肉食獣のような姿をしています。4本の腕と顎下から腹部にかけて露出した臓物が特徴的で、十文字の目や髪、ツノなど、魔人のときと似た特徴もあります。血を操る能力は魔人のときよりも格段に強力で、他人の血で武器を生成して体の内側から切り裂いたり、空中に大量の武器を生成して発射することができます。性格は全く変わっていません。