東山 コベニ（ひがしやま こべに）

デンジの同僚である小柄な新人女性、20歳。彼女は最初、同じく新人の荒井とペアを組んでいたが、荒井の死後、暴力の魔人と新たにコンビを組むことになった。姫野によれば、彼女は「内気だが非常に機敏に動ける」とのこと。契約している悪魔については秘密にしている。彼女は本来、大学進学を望んでいたが、優秀な兄を大学に通わせるために、仕方なくデビルハンターの道を選んだ。9人兄妹の家庭で育ち、毒親に搾取される荒んだ環境で育った。小心者で精神的に脆い部分があるが、並外れた身体能力を持ち、対人戦闘力は非常に高い。

彼女は給料を貯めてフィアット・500（通称コベニカー）を購入したが、パワーがアメリカの刺客の長男を撥ねるのに使い、その後の戦闘で車は大破してしまった。その後、デンジたちと共に地獄に送られたが、暴力の魔人に守られて生還し、最終的に公安を辞職した。

辞職後、彼女はハンバーガーチェーン店『ファミリーバーガー』で働いていたが、店長や同僚からのパワハラに苦しみ、「助けて」と呟いたことでチェンソーマンを呼び寄せてしまう。「女とデートをしたい」というデンジの夢に付き合わされ、チェンソーマンに振り回された挙句、マキマとチェンソーマンの戦いに巻き込まれる。その後、元に戻ったデンジと共に岸辺に匿われ、命の危険に怯えつつも、両親から離れられたことに安堵していた。