勝呂 竜士（すぐろ りゅうじ）

京都の伝統ある寺の息子である少年は、正十字学園高等部特進1-Aに所属している。彼は竜騎士・詠唱騎士を目指しており、そのために祓魔塾にも通っている。彼は長身でがっしりとした体格をしており、金のメッシュが入った髪や耳には複数のピアスをしているなど、一見すると不良に見えるが、実は成績優秀で真面目な努力家である。また、彼は京都弁を話すことから、親しい友人たちからは「坊」と呼ばれている。

彼の家は「青い夜」の事件以降、「祟り寺」と呼ばれるようになり、衰退してしまった。そのため、彼はサタンを倒し、寺を再建することを強く志している。彼は高い記憶力を持ち、塾での成績も優秀だが、感情的になりやすく、初期の頃は他の生徒と衝突することも多かった。特に詠唱に頼りすぎる悪癖があり、それが「ワンパターン」と指摘されたこともある。

竜騎士としての訓練を受けており、実戦でバズーカ砲を使用する許可も得ている。彼は正十字学園祭の夜にイルミナティからの宣戦布告と、親友の裏切りに直面し、深く苦悩するが、燐の励ましを受けて心を落ち着け、因縁の地である島根の稲生へと旅立つ。

不浄王編以降、門徒たちがそれぞれの道を歩むようになり、彼は座主の血筋としての自分の役割に疑問を持ち始める。しかし、出雲編後に赴任してきたライトニングの才気に惹かれ、彼の弟子として技術を学ぶことを決意する。ライトニングが教えるのが苦手なため、彼はマネージャーのような役割を担いながら技術を盗むように努力している。弟子入りしてからは髪を短くし、髪色も黒に戻している。彼はライトニングの助手として、日本支部に隠された秘密に迫る役割を果たしていく。

彼が使用する技には以下のものがある：

- 被甲護身の印

- 致死節判定弾

- 伽褸羅

- 迦楼羅焔

- 劫波焔

- 水天

- 明鏡止水