ガビル

リザードマン族の首領の息子である彼は、内乱の責任を取り国を追放された後、リムルのもとへと身を寄せる。リムルに忠誠を誓い、彼の配下となった彼は、リムルによって名前を新たに与えられ、龍人族（ドラゴニュート）へと進化する。その後、リムルから魂を譲り受け、真・龍人族の水霊龍へと覚醒進化し、聖魔十二守護王の一員として天龍王（ドラグロード）の称号を授かる。

彼は褒められると調子に乗りやすいが、任された仕事は責任を持って遂げるタイプである。部下からの過剰な賛美により自信過剰になることもあるが、本質的には謙虚で、褒められても謙遜する姿勢を見せる。戦略的な思考は苦手だが、指揮能力に長けており、戦術的な判断力も高い。初めは自尊心が強く他種族を見下す傾向があったが、リムルたちとの出会いと共に態度を改め、豚頭軍との戦いでの協力を通じて成長する。

彼はリザードマン族から成る飛竜衆（ヒリュウ）の指揮官として、また魔国連邦開国後は青色軍団（ブルーナンバーズ）と飛空龍（ワイバーン）を率いる第三軍団の将軍として空からの遊撃を担当する。さらに、ヒポクテ草の栽培と回復薬の研究開発にも携わる。

戦闘では、父から受け継いだ水渦槍（ボルテクス・スピア）を使用し、龍人族への進化により獲得したユニークスキル「調子者（ミダスモノ）」と固有スキル「竜戦士化（ドラゴンボディ）」を駆使する。覚醒進化後には「竜戦士化」が「竜鱗鎧化（ドラゴンスキン）」へと強化され、「調子者」も「心理之王（ムードメーカー）」へと進化する。