グランベル・ロッゾ

ロッゾ一族の長であり、シルトロッゾ王国を統治している。彼は西方諸国評議会の創設者であり、評議会の中心人物としても活躍している。また、自由組合にも大きな影響力を持つ。彼はかつて光の勇者として知られ、人々の生存圏を守るために1000年間戦い続けた伝説の人物である。七曜の老師の長としても活動し、ルミナス教を利用して人間社会を支配しようとした。

彼はマリアベルの意向を受けて経済を通じて人間社会の支配を目指すが、リムルや強力になったヒナタの排除を企てる。しかし、彼の計画はルミナスの介入によって阻止され、七曜の老師としての地位を失う。その後、評議会の権力とマリアベルを失い、将来に対して絶望する。人間社会を守る役割に疲れ果てた彼は、社会的混乱を乗り越えるために一族と共に最後の賭けに出る。ユウキを利用してクロノアの復活とルミナスの討伐を試みるが、最終的にはルミナスに敗れる。

彼は戦いの中で究極能力に覚醒するが、最愛のマリアの死によって精神的に崩壊していた。しかし、最期の時には健全な精神を取り戻し、ルミナスに看取られながら希望を抱いて消滅する。天魔大戦では、マサユキに宿ったルドラの権能により、生前の姿でヒナタやダムラダの前に現れる。

彼はユニークスキル「不屈者」を持ち、ルミナスとの戦いでマリアとラズルの魂の力が昇華され、究極能力「希望之王」へと進化する。最期にはこの究極能力を世界の守護者であるクロノアに託す。