ゾーイ・アイビー

チセのクラスメイトである彼は、魔術師の父とゴルゴーン族の母を持つハーフです。ゴルゴーン族は魔術師によって狩られ、その数を減らして隠れ里で暮らしています。そのため、彼は当初、自分の正体を隠していました。彼は人外の存在であり、同種の気配に敏感です。入学当初はチセから感じる竜の気配を恐れて避けていましたが、後に和解し友達になりました。彼はゴルゴーン族としての能力が不安定で、制御するためにイヤーマフとゴーグルを常に着用していますが、現在はこれらを着用せずに制御できるよう訓練しています。以前、制御が効かなくなり本来の姿を見せた際、ルーシーに頭の蛇を綺麗だと言われ、彼女を意識するようになりました。

ゴルゴーン族の魔眼は、通常、睨んだ相手を金縛りにする程度の力しかありませんが、彼の魔眼は伝承のように石化するほどの強力な力を持っています。しかし、彼自身はその力の結果を見ずに逃げることが多く、自分の力を自覚していません。また、その力を目撃した者もほとんどおらず、周囲には知られていません。ある時、人狼（女）と遭遇し、彼はその場に一人残り、普段と異なる人格が現れ、魔眼を精密にコントロールして人狼（女）にかけられていた精神呪縛を破壊しました。しかし、彼は自分がどんな力を振るって何をしたのかを理解していません。