ランガ（嵐牙）

かつてゴブリンの村を襲った牙狼族の長の息子は、父が亡くなった後、族長となる。彼はリムルの部下として、リムルによって嵐牙狼族（テンペストウルフ）へと名付けられ、進化を遂げる。その結果、額に星型の痣があり、角が生えた巨大な狼に変わった。リムルが魔王種に進化したことで、彼もまた黒嵐星狼へと変貌し、書籍14巻でリムルから魂を受け継ぎ、神狼の風霊狼へと覚醒進化。聖魔十二守護王の一員として星狼王（スターロード）の称号を得る。

戦闘では、彼は単独での戦いも強いが、他者と組んで戦うことが多い。彼の技には、放電する竜巻を生み出す黒雷嵐（デスストーム）、ゴブタと共に魔狼形態で超音速衝撃波を放つ疾風魔狼演舞（ダンス・ウィズ・ウルブス）がある。一族を完全に統率するユニークスキル「魔狼王」を持ち、覚醒後にはリムルとヴェルドラの能力を継承し、天候をも支配する究極能力「星風之王（ハストゥール）」を手に入れる。

父の死については複雑な感情を持ちつつも、リムルに対しては恨みを持たず、むしろ深い恩義を感じている。彼はリムルを「我が主」と呼び、尊敬している。普段はリムルの影に潜み、護衛を務める。リムルの指示に従い、通常より小さなサイズで現れることもある。リムルに毛並みを撫でられることを好み、時にはペットのように扱われることも。開国祭の武闘大会では出場を見合わせるはずが、ゴブタの召喚に応じて勝手に参戦することになる。