オスカー・オルクス

錬成師としての才能に溢れる主人公は、オルクス大迷宮の主であり、生成魔法を操ることができる。彼は18歳で、細い黒縁の眼鏡と黒い長髪が特徴的で、眼鏡やメイド服の造形に対して非常にこだわりを持っている。普段はその能力を隠して生活しており、孤児であることもあり、工房ではあまり評価されていないが、生成魔法を知る親方からは高く評価されている。

彼は幼少期から錬成の才能を示し、わずか一ヶ月で一流の職人と肩を並べるほどに成長。その後も継続的に技術を磨き、一流の職人が奥義と呼ぶ技術をも小手先程度と言い切るほどの実力を身につけている。戦闘では、自らが錬成したアーティファクトを駆使し、様々な能力を発揮する。

物語の本編では、彼は大迷宮の最深部にある隠れ家で白骨体として登場し、生前に遺した魔法陣には世界の真実に関する遺言が記されている。しかし、その遺言には主人公たちが興味を持たず、遺骨は畑に埋められることになる。

外伝では、主人公は時を超えてハジメと出会い、異世界の武器であるドンナーの機能を瞬時に理解し、ハジメが苦戦していたアーティファクトの再錬成を手際よく行いながら助言を与える。ハジメからは「お師匠様」と呼ばれ、彼は「君のような不遜な弟子を取った覚えはないけどね」と言いつつも楽しげに接していた。