アリス・シンセシス・サーティ / アリス・ツーベルク（Alice）

アリシゼーション編のヒロインである彼女は、ボトムアップ型の人工知能です。物語の中で4月9日に生まれ、UWではキリトとユージオの幼なじみとして描かれています。金髪碧眼で、不思議の国のアリス風の青地に白いエプロンドレスを着た美少女です。

彼女はルーリッドの村の村長の娘で、子供たちの中で最も優れた神聖術の使い手です。明るく元気な性格で、親友のユージオを振り回すこともあります。整合騎士に捕らえられ、カセドラルに連行された後、2年間の修練を経てシンセサイズの秘儀によりアドミニストレータに記憶を封じられ、別の人格を植え付けられます。その約5年後、彼女は30番目の整合騎士となります。

8年後、禁忌目録を犯したユージオとキリトと再会し、自らの意志で右目の封印を破り、過去の自分を取り戻します。整合騎士としては2番目に若いですが、神聖術の扱いに長けており、最強の整合騎士ベルクーリの指導も受け、その実力は非常に高いです。彼女の一撃一撃は、キリトが頼みにしていた連撃系のソードスキルを無力化するほどの威力を持っています。

アドミニストレータ撃破後、妹セルカとの再会で物腰も柔らかくなり、心神喪失したキリトの世話をする過程で彼に好意を抱き始めます。キリトに関する情報交換の際には、アスナに対抗心を剥き出しにし、これまでの生活の経緯を語っています。現実世界へ脱出し、キリトとアスナがUWから帰還した後、内部時間で約200年後のUWへ戻ります。その後もキリトを諦めず、アスナとは事あるごとに張り合っていますが、お互いの実力は認め合っています。

現実世界では、UWでの姿に似せたロボットの体にライトキューブを載せ、人工知能の権利獲得のために「ラース」の保護の元で活動しています。また、ALOでリーファたちと交流を深めています。彼女にとってALOは「かりそめの世界」ではなく「世界の一つ」であり、「ゲーム」という概念は理解しづらいようです。連続剣を主体としたアインクラッド流の利点を認めつつも、慣れ親しんだノルキア流の技をALOやURでも使用しています。

URでは、UWのものに似た濃青のワンピースに金色の鎧を身にまとい、バスタードソードを武器として使用しています。