ディー・アイ・エル

十侯の一人であり、暗黒術師ギルドの総長を務める人族の女性。妖艶で残酷な性格を持つ。彼女は裏で策略を巡らせ、いつか自分が皇帝になるという野望を抱いていたが、ベクタの登場によりその夢は砕かれ、以後は彼に従うこととなる。また、亜人族を極端に侮蔑しており、和平を試みるシャスターにとっても最大の脅威と見なされていた。

異界戦争ではベクタから全権を委ねられ、暗黒術とミニオンを駆使して大規模な空間リソースを用いた進撃を指揮する。しかし、整合騎士たちの奮戦によりことごとく失敗し、アリスの術式によって前線部隊は壊滅させられる。その後もベクタの命令でオーク族を生贄とした第二陣を送り込むが、エルドリエの捨て身の行動により失敗。直後に激昂したアリスの攻撃で自身も重傷を負い、肉体の大半を消し飛ばされる。

回復手段を探している中、外部からダイブしてきたリーファを触手で拘束し、天命を吸収することで完全に回復する。回復後もリーファを辱め続け、それを止めようとしたリルピリンを「豚」と罵る。しかし、リーファに「悪」と断じられ、両腕を斬り落とされた挙句、正面から真っ二つに斬られて死亡する。