Dr.ジョヴァンニ

灰島重工と関連がある第3特殊消防隊の大隊長は、伝導者一派の一員でもあります。彼はペストマスクを顔に被り、その正体は謎に包まれています。慎重な性格の持ち主でありながら、予期せぬ事態に遭遇すると激しく動揺します。

彼は第二世代の能力者で、炎を使って機械の腕を操り戦います。自身の体を実験台にして人体実験や機械化を重ね、登場するたびに新たな機能を身に付けています。また、アドラの生物である蟲との親和性実験を行い、「トンボの複眼」「蛾のヘアペンシル」「ミイデラゴミムシのガス」など、昆虫の能力を使えるようになりました。

彼はヴァルカンの祖父の弟子の一人でしたが、ヴァルカンの祖父と父が焔ビト化して亡くなった直後、師を裏切るかのように灰島重工に入社しました。天照のキーを狙い、ヴァルカンに接触して圧力をかけ続けましたが、拒否されたため彼の殺害を企て、第8とも戦闘を繰り広げました。その後、伝導者一派として暗躍し続けます。

彼の正体は蟲であり、天照の攻防戦でヴァルカンたちに倒されましたが、ユウの体を乗っ取り、施錠をかけて災害を発動することに成功します。完全にユウの体を乗っ取った後、アーサーの激昂によって焼き殺されるという最期を迎えました。