アーサー・ボイル

シンラの配属されたばかりの第8特殊消防隊に新たに加わった17歳の二等消防官である新隊員は、身長174cmで誕生日は7月10日です。彼の特徴は、目にかかるほど長い前髪で、通常任務中にはそれを縛り額を出しています。彼の両親が夜逃げする形で失敗した事業から逃れ、幼少期に孤児となってしまったため、彼の言動は「騎士」と称するほど大仰ですが、それは幼少期の思い出がきっかけです。彼は人々を守る戦士としての自分の役割を望んでおり、火災現場では自身の騎士のイメージを保つためにヘルメットを着用しません。

彼は第三世代の能力者として、自分の体からプラズマ状の高温炎を生成し、「エクスカリバー」という刀身のない剣の柄から噴出する炎の剣で戦います。剣術を習得しており、さらに日常的な溶断や溶接には自作のプラ板製「ミニエクスカリバー」を使用します。戦闘時には、利き手で剣を振ることでその真価を発揮し、気分や状態により戦闘力が変わることがあります。

過去にドラゴンとの戦闘でエクスカリバーを失い、一時は戦意を喪失しましたが、ヴァルカンが新たなエクスカリバーを作成することで戦線に復帰します。大災害発生時にはドラゴンと再び対峙しますが、結果的に撤退を余儀なくされます。その後、数回の戦闘を経てドラゴンを破り、シンラを救世主として認め、その後を託しました。彼は宇宙空間で生存しつつ、暴走するシンラを正気に戻す役割を果たします。

彼の戦闘技には「騎士拳」「騎士蹴り」「騎士頭」や複数の高度な技が含まれます。彼の能力は高いですが、頭脳労働は苦手で、しばしば間違いや誤解を引き起こしますが、他の誰も気づかないことを見抜くこともあります。また、シンラとは訓練校以来の同期であり、ヒーローと騎士をそれぞれ志向するためにしばしば衝突します。シンラに「騎士はショボい」と評されたことを根に持ち、自らを「騎売王」と自称しています。見た目が良いため、異性からの人気が高いこともあります。