ギィ・クリムゾン

この物語の主人公は、数万年前に召喚された古代の悪魔で、暗黒皇帝とも称される。彼は原初の赤と呼ばれるほどの美しい赤髪を持ち、その魅力は非常に大きい。彼は自らを召喚した国とその敵国を滅ぼし、その力を増すことで進化を遂げた。創造主ヴェルダナーヴァに挑戦するも敗れ、その後は世界と人間の調停者としての役割を担うことになる。

彼は北方の大陸を支配する白氷宮に住み、時には国々を滅ぼすこともあるが、人間を愛おしく思っており、敵でも味方でもない独自の立場を保っている。勇者ルドラとは戦わずに友情を育み、2000年以上にわたり代理戦争を続けるが、ルドラの野望による精神の崩壊をただ見守ることしかできなかった。

彼はリムルという存在と出会い、彼の理想に共感し、西側諸国の管理を任せることにする。また、リムルに東の帝国との戦いを依頼し、彼に最後の希望を託す。ルドラの死を悼み、涙を流す一面も見せる。

彼は「傲慢者」という大罪系ユニークスキルを持ち、その力を通じて「傲慢之王」という究極能力に覚醒する。過去にはヴェルドラという存在を殺害したこともあり、また別の時間軸ではクロノアを始末するなど、作品世界において最強の人物の一人として描かれている。