ハムスケ

アインズが冒険者モモンとして名声を高める過程で出会ったモンスター。そのモンスターは雌であり、エ・ランテル近郊では「森の賢王」として知られていた。数百年を生きた伝説の魔獣で、ナザリック近くのトブの大森林南部を縄張りとしていた。

見た目は、人間一人が乗れるほど巨大なジャンガリアンハムスター。その一人称は「それがし」で、語尾に「ござる」など、侍のような口調で話す。この世界基準では伝説的な強さを持つが、ナザリック基準では非常に弱い部類に入る。このため、周囲が強大な魔獣として扱う一方で、アインズはその期待と現実のギャップに失望する。

アインズが少し本気を出すと、モンスターは恐れて頭を垂れ、彼を「殿」と呼んで忠誠を誓うようになった。この時、アインズに「ハムスケ」と命名された。

その後、ハムスケはアインズの名声を象徴する存在として、またモモンの行動時には馬の代わりとして共に行動するようになった。ナザリックでは戦士クラス習得のための実験体兼アインズのペットとして扱われている。アインズは複雑な心境を抱えつつも少しずつ愛着を持つようになっており、このことでナザリックのNPCたちの嫉妬を買うことになっている。