キッシング・ゾア・ネビュリス9世

黒髪で眼帯をつけた14歳の少女は、ゾア家の秘蔵っ子であり、星霊使いとして高い評価を受けています。彼女は「棘」の星霊を宿し、その力で物質を分解し再結合する能力を持っています。この力を鞭のように操り、広範囲にわたって攻撃を行いますが、細かなコントロールにはまだ課題があります。また、彼女は星霊エネルギーを視ることができる特殊な能力も持っています。

彼女は基本的に無口で、仮面卿の命令に忠実に従っています。趣味はぬいぐるみ集めで、その点では年相応の一面を見せています。仮面卿の厳しい訓練を受けた結果、自らの技を使って自爆するような危険な技も使いこなすようになりました。

星脈噴出泉を巡る紛争や皇庁襲撃では、彼女はイスカや冥と交戦し、戦闘技術を磨きましたが、経験不足から敗北を喫することもありました。しかし、戦いを重ねるごとに星霊使いとしての練度は向上していきます。

始祖ネビュリスの目覚めと共に帝国への襲撃に参加した際、彼女は仮面卿と共に怪物化したイリーティアによって多くの仲間を失い、深いショックと虚脱状態に陥りました。その後、イリーティアへの復讐を誓い、イスカとの交戦を経て彼に協力を求めました。

イスカやアリスと共に行動するようになった彼女は、イスカに対しては従順であり、彼の役に立とうと努力しています。また、冥との間には隔意を持ちつつも、共通の敵に立ち向かうために協力する場面もあります。彼女の成長と変化は、困難な状況の中での彼女の強さと決意を物語っています。